治療が終わったらそれで終了ではありません。これからが本当の健康な生活のスタートです。はらだ歯科医院の考える予防歯科は、今回を最後の治療にして、治療終了後の良い状態を出来るだけ長い期間キープしていくことを患者様と共に目指します。そのためには、ご自宅でのセルフケアが最も重要です。毎日コツコツ歯みがきをすること、そして歯みがきの質の向上が大切だと考えています。たった一人で長い間続けていくことはなかなか難しいかもしれませんが、定期的に来院していただき、私たちと二人三脚で行えばモチベーションの継続にもつながります。
10年、20年後を見据えたメインテナンスプログラム
むし歯や歯周病になる原因は人によって様々です。はらだ歯科医院では、患者様ひとり一人のむし歯・歯周病リスクに応じた効果的な予防ができるメインテナンスプログラムを立てます。そのプログラムを元にご家庭でのセルフケアを実施していただき、どうしても取り除けない汚れを歯科医院で行う定期検診、クリーニング、歯石取りなどのプロフェッショナルケアを行うことによって、むし歯や歯周病の再発を防止します。定期的なメインテナンスを受けるか否かによって、10年後、20年後の歯や骨の残り方は大きく違ってきます。
良い状態をキープするのは日頃の習慣がカギです
定期的なプロフェッショナルケアも大切ですが、良い状態をキープするのに最も重要なことは、日頃の歯みがきと食生活(時間と糖分)、質の良い睡眠です。毎食後に歯をみがくことが出来れば一番いいですが、学校やお仕事などの都合で出来ない状況も多いかと思います。その場合は、毎日夕食後の歯みがきだけは必ず丁寧に行いましょう。この歯みがき習慣を身に着けることが出来れば、しないと何だか気持ち悪い、落ち着かないようになってくるでしょう。毎日の小さな積み重ねで、お口の良い状態を長くキープしていきましょう。
メインテナンスでは、きちんと歯みがきが出来ているか、食生活や睡眠はどういう状態かをチェックします。また、睡眠に不安のある方は専門医を紹介します。
定期的なメインテナンスの効果は必ず実感していただけます
80歳になったときあなたはどのようなお口でいたいですか?
歯が無くなり入れ歯になっている自分と好きなものを何でも食べられる自分では、どちらが理想的でしょうか?
わたしたちの歯は通常28本ですが、85歳を迎える時に残っている歯の平均はわずか8.3本です。天然歯の約1/4しか残っていないことになります。多くの方は入れ歯や人工歯などで生活をしている状況なのです。定期的なメインテナンスにきちんと通っている方は同じ年齢でも20本以上の歯を残すことが出来ています。
また、メインテナンスを開始した年齢が早ければ早いほど、ご自分の歯が残る本数は多くなります。ケアをしている人としていない人では、大きく差が開いてしまうのです。
生涯にわたり、自分の歯で美味しく食事が出来る・会話が楽しめる・笑顔で過ごせる、それがどれほど幸せな状態か、少し想像してみてください。
将来出来るだけ多くご自分の歯を残すためにも、治療して良くなったお口の状態を長く維持していきましょう。そしてもう二度と治療を繰り返さないために、毎日のホームケアと定期的なプロフェッショナルケアを習慣にしていきましょう。
いつまでもご自分の歯で生活できるように、私たちと二人三脚で一緒にケアをしていきましょう。