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象牙質は酸に弱い|福岡市東区和白丘の歯医者・歯周病専門医 - はらだ歯科医院

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象牙質は酸に弱い

皆さん、こんにちは😊

今回はなぜ根面がむし歯になるのか、それは象牙質の性質にあります。

そのことについて説明していきます。

歯はおもにエナメル質と象牙質、神経からできています。

歯の噛むところはエナメル質と象牙質の二層構造。歯の根は象牙質がおもです。

エナメル質の組成は無機質は95%、有機質と水分が5%。象牙質の組成は無機質が69%で、残り31%は有機質と水分です。

当然、有機質の多い象牙質の方がやわらかいですが、それだけでなく、酸への抵抗力も象牙質の方が弱いです。

 

お口の中は普段中性で、pHは約7.0。飲食をすると細菌の出す酸などによりpHが下がり、そのあと唾液の緩衝作用により徐々に中性へと戻っていきます。

pHがある一定値を超えて低下すると、エナメル質と象牙質は溶けはじめます。エナメル質が溶けはじめるpHは約5.5ですが、象牙質の溶けはじめるpHはそれよりも高く、

研究によって幅があるもののpH6.0~6.8といわれています。

6.8というと、元の約7.0からほんのちょっと下のpH。

ご飯を食べればすぐ超えてしまう値です。つまり象牙質はとても酸に弱いのです。

お口の中では、溶けた歯を修復する唾液の作用が働いているので、歯がそのまま溶けていってしまうことはありません。

ですが、歯が溶けるpHになっている時間が長いほど、それだけむし歯になりやすくなります。

2021 nico 10月号参照

唾液の力が大切になってきますので、当院では唾液検査をしています。

ご自身の唾液の量や力がわかるだけでなく、リスクを判定し、患者さんに合わせた予防方法をお伝えしていきます。

お気軽にご連絡ください!!

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